160702,03 ミュージカル『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』

私の大好きなこの作品。
再演が決まり、出演者が発表され。絶対に観に行く!!と心に決めていました。


5/22の帝国劇場初日だけ遠征して観劇に行き。改めて好きな作品だなぁと思いつつ、後は大阪公演で楽しむんだ…!とトンボ帰り(笑)
そしてやってきた大阪公演。
前回初演時は夏の暑い7月に5日間、シアターBRAVA!にて行われたのですが、今回は梅田芸術劇場と箱は大きくなったもののたったの2日間しかない。
しかし!2日間しかないなら休み2日取れば大阪全公演行けるという事!!
というわけで、滅多に出来ない大阪公演全通なるものを成し遂げてきました〜。ありがたや!


大阪は昼公演が蘭寿さん(蘭寿とむさん)、夜公演が森クミさん(森公美子さん)、土曜日が禅さん(石川禅さん)、日曜日が大澄さん(大澄賢也さん)、というパッキリとした分かれ方で。
4公演全部行けば全組み合わせが観られるよ!という感じでもありました。
妹とは土曜日に、母とは日曜日に行ったのですが、禅さんも観たかった母は土曜の仕事は休めないから…と日曜にマチソワしたのでした。


今回は1階の最後列だったり2階席だったり逆に1階の最前列だったりと色んな席で色んな角度から楽しむことになり、とっても楽しかったです。
ちょっぴり残念だったのは、帝劇の時のように客席降りが無かった事。
シスター達が撹乱する為に所狭しと客席を逃げ回って、それをおバカな3人組が追い掛ける。
これ楽しみにしてたんですけど、そう言えば初演の大阪公演でも無かったんですよね…。
その事をすっかり忘れていたので、正直残念に思ってしまいました。ドンマイ私。
客席から舞台に戻る距離とかを考えると難しいんでしょうねぇ。


なので3人組が歌う歌も、帝劇では客席に降りてきて1階席センターの方の目の前で歌われるのですが、こちらも舞台上のみ、という展開。
初演大阪公演でもそうでした。これは何となく覚えてたよ。
まぁ確かに客席に降りられちゃうと舞台上に比べてあんまり見えないからやめて…!っていう場合もあるでしょうけどね。


そんなプチがっかりもありつつ(笑)ですが作品が良いのでね!全く問題ありません!!
元々大団円なお話が好きなので、こういうドタバタしつつ笑いもあり涙もあったり、でも最後には皆で笑顔になれるよ!っていう作品が大好きで。
敵役のボス側も最後には可愛い姿で登場しちゃったりするので、そういう所も皆憎めないやつで終われる感じで好き。


今回主役がWキャストで前回から続投の森クミさんと、今回初参加の蘭寿さん。
森クミさんはこの作品が帝劇で初主演作品で、その年に賞も受賞されて。とても思い出深い作品なので、是非とも続投してほしかった。
というか、とってもハマり役だし森クミさんがやらないでどうするの?!といった感じ。
なので今回の再演に当たり、再び主演して下さるのが本当に嬉しかった。またあの森クミさんが観られる!聴ける!と喜びました。


そしてもう一人の主演が蘭寿さん。前回初演では瀬奈じゅんさんがされていたので、宝塚OGさん繋がりで交代。
大阪初日は蘭寿さんだったわけですが、森クミさんとはまた違う空気感でしたね。
幕が開いて歌い出した感じがとてもカッコ良かった。あの衣装も着こなしてらして。
そして禅さんとの会話が始まった時に感じた事。あー、私ミュージカル観てるなーって。
何だか不意にそう思ったのです。


ミュージカルってこういう感じだよね。って言うか。何て言ったら伝わるのかは分からないけれど、いわゆるミュージカルっていう空気感を感じたのでした。
それが良い悪いという事では無くてね。そこに一つ森クミさんとの違いを感じました。
何だろうなぁ。森クミさんが演じるデロリスには森クミさんらしさが出てると思うのですが、蘭寿さんらしさというのがミュージカルっぽさなのかもしれない。
何だろう、これまで歩んで来られた人生や本人の性質がとても現れやすい役だと思うんです、デロリスって。
なので宝塚男役トップスターとして生きてきて周りを引っ張って来て、そんなたくましさやカッコ良さ、輝きが私の言うミュージカルっぽさに見えたのかもしれないです。
うん、上手く表現出来なくてごめんなさい。


そんな冒頭のシーン。妹が話していたのですが、カーティスにキツく言われた時に、ごめんなさいカーティスと謝るデロリス。
あのシーンの蘭寿さんが良かったって。さっきまでは普通に話していたんだけれど、あの瞬間口をつぐんで黙らざるを得ない、そして謝罪の言葉を口にせざるを得ない。
本気で怒らせてしまう事への恐怖、互いの関係性がグッと見えるシーンだったと。


言われてみたら確かにそうか、って思ったんですよね。
普通に恋人、もしくは愛人なだけなら自分の発言に対して怒ったとしてもちょっとシュンとして謝る程度で済むかもしれない。
けれど、相手はギャングのボスで。本気で怒らせてしまえば身の危険があったり、何をするかわからない読めない所もあるのかもしれない。
そういうただの恋愛関係ではない一面が見えるシーンだったんだなぁと言われて知りました。


この主人公デロリス。本当に演じる人によって見え方や感じ方が変わってくるなぁと思うのです。
これまで3人の方がデロリスを演じられたわけですが、個人的な好みを言えば私は森クミさんのデロリスが一番好きです。
それはコミカルで可愛らしい所があるのも勿論そうですが、きっと親しみやすく感じたのが一番の理由かもしれません。
この親しみやすさは森クミさん自身の個性だとも思いますし、人間らしさがよく見えるという点でも共感したのかもしれません。
デロリスを見ながらそこに森クミさんを重ねて観てしまう。けれど、それ故により感動してしまうところが私の中では大きかったです。


デロリスの違いを考えるならば。
森クミさんのデロリスは、オープニングの2人にあんたにゃムリよって言われて、森クミさんは見放されちゃう感じ。一人で何とかするしかない、というか。
なかなか売れてないけど一人でも昇りつめてやるわ、這い上がってやるわ、っていう感じ。
眠れない時のお祈りの言葉。森クミさんは寝たい、っていうのが一番の願望。欲求。お祈りの言葉を頼まれたら、ん〜、言わないと寝かせてもらえないな、さて、何を話したら良いかしらって考えて話す感じ。
だから言い終わったら、さぁ!皆自分の部屋に戻ってさっさと寝てね。私早く寝たいしっていう感じ。だから皆がベッドにめっちゃ集まってるとまだ寝られないのか…ってちょっとなるところがまた人間らしい(笑)
高校の頃エディにとっては本当にアイドル的存在で。笑顔が素敵で明るくて、素直で自分に正直で、パワフルで皆を引っ張っていて。そんな彼女が太陽のように見えていて。
森クミさんからすると、学生時代から彼が好きでいてくれた事を知っていて、彼は高校の頃自分の事を好きでいてくれた唯一の人かもしれない。
カーティスには奥さんが居て本当の意味で愛されているわけではないけれど、エディは今でも自分の事が好きで。*1
今回の出来事を通じてやっとシスター達やエディという友達や仲間を得られた。


蘭寿さんのデロリスは歌手としてもそこそこでキッカケがあれば飛び立てそうな感じ。
自立した感じで歌手としての華もあって。オープニングで一緒に歌ってる2人も一緒にステージに連れて行ってくれそうな感じ。
キップが良くて、私についてきなよって感じ。そして面倒見も良さそう。
シスター達が緊張して眠れないって来た時。お祈りの言葉を言ってって言われたら、わかったわ、じゃあ何を話そうかしら。ってすぐに受け入れて話す事を考えてくれる感じ。
言い終わった後は、皆明日があるんだからそれに備えてちゃんと寝るのよ。っていう感じで部屋に返してくれてるみたい。
皆がすぐにベッドに集まっちゃっても、明日に響くから早く寝なきゃダメでしょ〜っていう感じでまだまだ皆の心配をしてくれてる。
きっと学生時代は学園のアイドルで、エディ以外にも彼女の事を好きでいてくれた人がいたと思う。その中の一人としてエディの事もちゃんと覚えてくれてた感じ。
その頃から皆の中心に居たような人なんだと思う。


おぼろげな記憶を思い出しながらになるけれど、ここで初演でデロリスをされた瀬奈さんの事も少し。
瀬奈さんのデロリスは、物事ハッキリ言っちゃったりちょっと荒っぽい所があって、それがたまにキズになっちゃってなかなか長く付き合う友達が居ない感じ。
決して悪い人じゃないし、サバサバしててカッコ良い感じもあるんだけどつい強気になったり意地を張っちゃうことで一人になりやすいというか。
だからオープニングの2人には、アンタにはついていけないわ、付き合ってられない、って離れていかれちゃう感じ。
学生時代にはサバサバしててちょっとカリスマ性もあって目立つ存在。そんな男前でしっかり芯があって、でも実は強がってる所があるから時々心折れそうになる事もあって。
周りが気付かないそんな一面にエディは気付いていたのかもしれないし、それ故により彼女に惹かれていたのかもしれない。
彼女は今後、周りにツンケンしながらも仲間を手に入れたことで更に前を向いて歩んで行けるのかも。


なんて想像してみると、それぞれのデロリスに少しずつ違いがあって面白いかもなぁなんて。


カーティスは大澄さんが初演から続投で、吉原さん(吉原光夫さん)に変わって禅さんが参加。
吉原さんがとっても怖い感じのボス感で。マフィアのヤバい人…ぐらい怖かったです(^^;
歌声も低音響かせる感じで、迫力も威厳もあってとっても怖かった。でもそれでまた締まる感じが有って素敵でした〜。


大澄さんはちょっと軽め?チャラめ?なギャングのボス。といった印象。
勿論怖い所は怖いんだけど、どちらかというとオチャメな言動することが多そうな感じ。
一方の禅さんは私の中ではその2人の中間なイメージ。
オチャメさも勿論あるんだけどオチャメに寄り過ぎず。でも少し茶目っけがある分怖さ際立つ感じにもならず。こう、良い塩梅。


新たに入ったメンバーと言えばもう一人。
ギャング団の3バカトリオのうちの1人でカーティスの甥っ子。TJ。
前回の初演では藤岡さん(藤岡正明さん)がされていましたが、今回は泉見さん(泉見洋平さん)に変わりましたね。
TJの喋り自体が高めな声なのは変わらず、あの変わった髪形も変わらず(笑)


今回泉見さんに変わったことで一番変化を感じたのは、2幕で歌われるトリオの歌。
KENTAROさんが低めの声で歌い、藤岡さんも低めで歌う。その次に上口(上口耕平さん)が高音で歌う。という印象で、えっ、その高音どこから出てるの?!そんな高音出るんだ?!凄いな〜!って思った懐かしい記憶。
ところが今回は、泉見さんが高めで歌い、低めでも歌う。ので上口の歌声があんまり高く感じない…。高く歌うのを知っているとはいえ、前ほどの衝撃を感じない…。
妹と2人で、あ、れ…?ってなりました。あの高音目立たないの勿体ないね、って。
せっかく歌頑張ってて振付動画でも綺麗に歌ってたのに、その歌声が印象に残りにくくなってる気がして何だか残念だねって。
でも一緒に観に行った初見の友人がここの歌良いですね!私あれ好きでした〜って言ってくれて満足(笑)


この作品は本当にハートフルで。母に、ハッピーミュージカルだから地方とか回ってくれたら楽しくて良さそうだよねって言われて。
笑えちゃうし泣けるし最後には笑顔になれるし、本当に明るくてでもそれだけじゃない暖かさやメッセージもあったりして、本当に素敵な作品だと思います。
だからこの作品が再演されることになって素直に嬉しかったし、もっともっと沢山の人にこの作品を観てほしいなって思いました。


そしてとっても個人的な話ですが、私は森デロリスが好きです。一番好み、という話。
この作品を観ていると、話の流れはわかっていても、シスター達が大きな声を出して歌えるようになって行く過程や、メアリー・ロバートが歌うソロシーン、シスター達が盾となってデロリスを守ろうとしてくれるシーン等々涙してしまうシーンがあるのですが。
森クミさんの時は、皆が眠れずにいる時に歌ってくれるお祈りの言葉でも何故だか泣けてくるんです。
とても暖かい心が伝わってくるようで。心が暖かくなって優しさに包まれるような。聴いているだけで心が震えてきて泣けてしまう。本当に毎回不思議でした。
それだけ森クミさんが皆に願ってくれてる思いがお祈りと共に届いてきているかのようで。
早く寝ようと思いながらも、この時間は心から皆の事を思ってくれててその大きな懐で包み込んで思いを伝えてくれているようで。


あんな風に歌われたら心震えちゃって大人しく寝てなんていられない。身体が自然と動きだしちゃうのもわかる気がするなって今なら思います(笑)
前向きで楽しく明るい気持ちになれて、心も身体もウキウキしちゃう!みたいな。
皆が色んな踊りをして盛り上がってるこのシーンも好きなシーンのうちの1つでした。


メアリー・ロバートのソロ曲は、むか〜しの自分と重ねて観てしまう時もあって、自分の中でリンクすると涙が溢れてしまいました。
昔からすると自分も変わったし変われてきているんだなぁという振り返りも同時にしてしまいますね。
しかしそんな事よりも何よりも!彼女の歌声がと〜っても素敵なのですよ!!
天使かっ!って言いたくなるような透き通った声で高い音も綺麗に出て声量もあって。本当に何度聞いても素敵です。好き。


母や妹が、エマちゃんロミジュリのジュリエットやったら似合いそうなのに出ないの勿体ないね〜って言ってました。
言われて確かに!って。とっても似合いそう!良いなぁ〜。
メアリー・ロバートのその後のサイドストーリー観たい!っていう妹の意見にも賛成(笑)


メアリー・ロバートに新しい視点を与えてくれたデロリス。そんな彼女から貰ったブーツ。
パウロ法王の前で披露する時にはそのブーツを履いてきている彼女。ちょっと長め丈のスカートなので意識して見ないと気付かない事もあるけど、デロリスのブーツ履いてるよ〜…!ってなるんですよねぇ。
これも観ていて嬉しくなる要素の一つ。


エディの部屋でのデロリスとのやり取りが好き。
石井さん(石井一孝さん)演じるエディがチーズステーキ買っておいたんだよ!って言うんだけど、今は食べる気分じゃなくて。修道院でごちそうが出たからお腹いっぱいなのよって断るデロリス。
あ、そっか…ってちょっとしょんぼりするエディなんだけど、でもチーズステーキ大好きよ!って言ってくれて、そうだろ?!そうだと思ってたから買っといたんだよ〜!!って喜ぶエディ。
君の好物ちゃんと知ってるよ!って嬉しい気持ちになって。


普通なら、今はお腹いっぱいだから要らないの、って言ってしょんぼりさせちゃったとして。でも買っといてくれてありがとね。またお腹空いてきたら食べるから、って伝える感じになるのかなぁって。
そしたらエディも、うん、そうだよね、またその時で良いよってちょっとホッとする感じと少し残念な気持ちとになるのかなぁって。
でもそこで、チーズステーキ大好きなの!って。大好物買っといてくれてありがとう!って伝え方をすることで、買っといたの間違ってなかった!君の好物だから買っておいて良かった!やっぱり喜んでくれた!って彼の自信だったり達成感だったり喜びを満たしてもらえる形になって。
そんな普通以上に気遣えるデロリスは何て優しいんだろうって思った。素直でちょっと奔放に見えるデロリスだけど、相手の事を思って発言できる。凄く素敵なシーンだった。
部屋を去る時に、君はスターになるって言ってくれるエディ。
彼は彼女の素敵さに気付いていて、きっとこれからもずっとデロリスがスターになるのを応援し続けてくれると思う。本気で彼女はスターになるって信じてくれてると思う。


鳳蘭さんの修道院長は何度見ても笑えて面白い。とても厳格なポジションであるけれども、厳格過ぎず寧ろとても人間味のある人物だからこそ彼女の考え方もとてもよくわかる。
自分がこうあるべきと思っている状態にそぐわなければ、それはあってはならないこと、受け入れられないこと、と考える。
勿論規律を守るという事はとても大事で、でもそれ故に柔軟性を無くしてしまう事もある。
それは神父様が言うように、答えは既に出ているけれど、そのもたらされた答えを自分が気に入らないだけ。
自分の思った通りの答えでなければそれは答えとは思えない。確かにそうだな、って思いました。


修道院長ともなれば神のもとで過ごしてきた期間がとても長いだろうに、そんな人でも外の世界の私達と同じように、耐えられなくなって誰かを消して下さい…!!と願ってしまう事がある。
けれどもそれだけでは終わらないのがこの話の良い所。
願い通りにデロリスが修道院を出ていってくれることになり、喜び勇んでそれを告げに行く。
彼女は修道院に馴染む事は無いと思っていたけれど、聖書の言葉を言われてそれがどこの一節かを答え出て行く。
互いに歩み寄る事は無いと思っていた彼女の枕元には聖書が有り、己の思い違いや見ていなかった見ようとしていなかった一面が有ったことに気付く。
最後には互いを受け入れ、より良い形に変わっていく。人との繋がりや関わりによって変わっていく一つの形だったんだと思います。


今回変わった神父様。今井さんの神父様はとってもオチャメでとても親しみやすさが有って。村井さんの時も勿論オチャメだと思ったし面白かったのですが、より可愛らしい(?)感じが有りました。
シスター達の聖歌隊の歌を止めるよう修道院長に言われて、止めに行きはするけれどシスター達と同じように身体が動いちゃって、止めるなんて…寧ろ、もっと聴いていたい!楽しんでいたい!私はこの歌が好きだー!と叫んじゃう神父様は本当に可愛かった(笑)
最後の法王様に捧げる歌の時だったかな。シスター達が横1列に並んでる時、舞台後方に居た修道院長と神父様。シスターが前に並んで行くから段々見えなくなっちゃうんだけど、そんな中でもとってもノリノリに踊ってらしてそれがまた面白かった。2階席からだとシスターが並び終わっても奥で踊ってるのが見えて面白かったです(笑)


そう言えば、りんこさん(浦嶋りんこさん)はちょっと調子悪いんでしょうか…?
初演の頃に聴いた記憶ではもっと力強い歌声で迫力が有った気がするんですが、今回は台詞を話す声もこんな声だったっけ…?と。
とても掠れている、しゃがれている感じで時々苦しい声に聞こえて。ソロシーンでも勿論歌声はよく聞こえたのですが、もっとインパクトが有ったような…?と思ってしまいました。
これが通常だったらすみません。何だか前の印象が有った分、今回の感じが勿体ないなぁと思って…。
レミゼのテナルディエ夫人の時は結構インパクト有って声量も凄かった気がしたんですけどねぇ。


法王の前で歌ってる曲中かな?春風さんが歌われてる曲のシーンだったと思うのですが、キリストのお弟子って事でマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの名前が出てきてスポットが当たるんですよね。
初演の時は気付いてなかったのですが(←)うぉ〜!ALTAR BOYZ!!ってテンション上がりました(笑)
イケメンなキリストのお弟子、みたいなことを歌詞で言ってるので、そうだよね!ホントイケメンなお弟子さんたちでした…!!ってなりました(爆)
そのうち1名、敵側ではありますが出てますしね(笑)
ここでALTARを感じたのも有ったのかもしれませんが、ALTARとはまたちょっと違う形で。
でもグッとくるシーンがあったり楽しく盛り上がるシーンが有ったりして観終わった後にはどこかスッキリしている。
心が浄化されたように感じられる作品かもなぁって今回思いました。魂の浄化ミュージカルへようこそ!って感じで最後にはテンション超上がって終われる感じ(笑)


デロリスがバーの存在を知って楽しんでいる中で、ギャングのトリオに見つかりそうになった時にそっくりさんとして出てくる女装の男。
私あれ同じ方がやってるんだと思ってたんですが、昼夜と一緒に観た妹が蘭寿さんの時はお腹出てなかったけど森クミさんの時はスタイル違うんやね。と言ってて、あれ?と。
そっか。蘭寿さんと森クミさんでスタイル違うから、女装の男という設定でも同じ体型の人がやる方が変なのか…?と見逃していた事に気付き。
そしたら蘭寿さんの時は腹筋の線が入ってて引き締まった身体されてて。あれ、じゃあ森クミさんの時に胴布団とか巻いてるのかしら?と見てみたら、いや、あれ本当のお腹っぽいな、と…。
顔もメイクされてるけど、私が思ってる人とお顔が違う…気がする……。ってことは、あれ、やっぱり言ってた通り別の人がやってるんだ?!ってなりました。
ゲイダンサーとか身体引き締まってるし、誰がやってるんだろうねぇ?って母にも言われたんだけど、男性アンサンブルさん4人居る中で私が大体認識できてるのが3人なので恐らくこの4人目の方がされてたんだな…!と納得行きました。
何回か観といて気付いてなかった私ドンマイ!そして教えてくれた妹ありがとう!


ここのバーのシーン、やっぱり見てるようで見てない私なんですが(爆)
まずはお酒クレ!っていう上口パブロが可愛くてですね(笑)言った後に足揃えて伸ばしてルーン♪って待ってる感じが可愛かった…。
そんなに揃えてない時もあるんですけどね、こう言ってる時の笑顔が既に可愛いので何でも良いです(ぉぃ)
でね、乾杯してグイーって一気に飲んじゃったのかな?ガッツリ酔っ払ってる時が有って。
その泥酔感は屋根の上のヴァイオリン弾きで観た感じに似てるわ〜って思ったり。
KENTAROジョーイが見てない間にジョーイのコップから自分のコップにお酒を移して飲んでたりして面白かったです(笑)


最後に囚人服&天使の羽と輪っかをつけて登場するギャング団なんですが。
トリオは初演から数字変わってないかな?ジョーイが4649で、TJが0753で、パブロが5963。
0753だけどう読んで良いかわからなくってん〜??って頭を悩ませてたんだけど、悩んでも答えが出なかったので考えるのやめて観るのに集中する事にしました^^;
和みってことかなぁ?TJ可愛いから。と思ったけど、どうやら七五三が正解らしいですね。そうだったのか…。
大澄さんは4126。良い任務かと思って一人納得してたらよい風呂だったんですね。ネタ元聞いたけど知らなかった…。母は知ってたみたいだけど。
禅さんが783640で桁数多いね?!ってなって。必死に覚えてんん〜〜って悩んで、はっ!悩み無用!!ってなりました(笑)


最後まで明るくて元気で楽しくって笑顔になれて、本当に素敵で最高なミュージカルでした!!
やっぱり私はこの作品が好きっ!!また観に行けて良かったなぁ〜。
今回は色んな人と一緒に観に行けたのも楽しかったし嬉しかった!
ミュージカル好きな人は勿論、あまり普段ミュージカルに触れない方にも気軽に気負わずに楽しんでもらえる作品だと思っているので、少しでもシスアクの輪が広がっていったら嬉しいなぁ〜って思いました。
帝劇作品なのでどうしてもお値段は張っちゃいますが、それでも役者さんや作品の持つエネルギーが凄いし歌だって勿論素敵なので、是非是非これからも楽しんでくれる人が増えていってほしいです!
いやぁ〜、楽しくて幸せな2日間でしたっ!ありがとうございましたっ!!

*1: エディはデロリスを守っているうちに好き度が増していったと石井さんは語られてましたが;