20170305 Color of life

今日は日帰りで遠征しまして、Color of life前楽を観に行って参りました〜!
独特だけど綺麗で眩しくて繊細で。心の揺れがとても細かく伝わってくるような作品ですよね。


いつもながら、ネタバレを含む感じで。今回は軽めな感想です。
ネタバレがダメな方はお避け下さい。宜しくお願いします^^






前回の初演は初日に観に行ったんだったかな。他のミュージカルとはどこか違って、個人的には不思議な感覚になる作品。
今回は落ち着いて2人を観ることが出来たと思う。
近い分視野に同時に2人を入れるの難しいときもあったけれど、何とか頑張った(笑)


飛行機での和也の打ち解けていく感じが良いよね。始めは軽く背を向ける感じで関わりたくなさそうなのに、レイチェルの天真爛漫さに心を開いていって。共通の話題もあって。
心を許すと人の姿勢ってそう変わっていくよね、って思いながら観てました(笑)


途中上口が英語聞き取れなかったところ、私も後半何言ってるかわからなかったwリスニングって難しいよね!←
アカネさんは相変わらずスタイル良かったなぁ〜。ホントどの衣装も着こなしちゃう。左膝の衣装の汚れは怪我だったんですね。オーディションの時に怪我してたのかってわかった。
レイチェルじゃなくてアカネさんね。白ズボンの膝のところが汚れてて、ん?って思ってたらストッキングになった時同じところに血がにじんでて。千秋楽に向けてちゃんと落ちますように…!


アカネさんメイク上手だな〜!って思った。白い肌にほんのりチークだったんだけど、赤リップ塗ったら一気にチークまで生きてきてビックリした!お顔がパッて華やぐの。素敵だなぁ。
キスシーンの時に、これアカネさんのリップ(口紅)移っちゃうよね?え、この後拭うタイミングそんなに無いと思うんだけど、リップがついてる男性のまま話を続けるのか?!って思ったけど塗ってなかったのね(笑)
でも、オーディションの時は女性としての自分で受けることになるから、その為にはリップを塗るっていうスイッチが必要だったのかなぁ?とも思ったり。


上口歌上手くなってたな〜。ビックリした。
前回のこの公演、大体1年前ぐらいだと思うんだけど。
あの時、こんな声が出せるのか!とか難しい歌頑張って歌ってるな〜!とか思ってたんどけど、前より余裕があるように思えた。
何て言うんだろう、ドキドキしながらも歌えてる姿を見守るんじゃなくて、堂々と歌いこなしている感じ。
貫禄とはまた違うけど、歌に安定感が出てた、って感じかな。いやぁ上手くなってた。声しっかり出てたし。うん、凄い。


お話的には、1回しかしてないことがある、辺りからの表情がとても観たいところで。この先のお互いの心情の見え隠れする感じがハラハラドキドキする…。
前に観た時は一人ベッドに残された和也の表情が怖くって、心が冷えたような心地で観ていて。
今回は怖くはなかった。勿論切なかったけど、何だかとってもやるせなさを感じた。何でなんだって考えても答えが出なくて、頭がぐちゃぐちゃになるけどやっぱりわからなくて。
眠れないの?じゃあ一緒に起きてて良い?って椅子を持ってくるところ、前は無表情に近くて。感情を押さえてるのかもしれないけどそれがとても怖くて。何だか無言で責められてるみたいで。
でも今回は少し柔らかくした表情をレイチェルに向けたりしていて。でも真顔になるところもあるんだけど、前みたいに怖い感じじゃなくて。少し目が潤んでいるように見えたりもして。彼のやるせなさをとても感じた。


レイチェルに、私は女でもないし男でもない、って言われた時に顔から表情が消えていくのが切なかった。そうだよね、すぐには受け入れられないし状況を理解しようと思うけど混乱もするだろうし。
今までに描いてきた7つのキャンバスを1つずつ裏返していく。7つめのキャンバスを裏返す前、掴もうと出した手が小刻みに震えてた…。
結婚しようと告げて1週間後改めて返事を聞くために尋ねて返事を貰った時だったかな。和也の右目からつーっと涙が流れていった。


レイチェルはいつだって感情マックスで。涙したり目を潤ませていることもとても多かった。あんなにも感情を出せる人って凄いなぁ…。
魅力的なのは分かるけれど、相当エネルギッシュな人だよなぁ…。




この作品は、私にとって感想を書くのがとても難しい作品で。ちゃんと感じられてないというか深められてないというかまとめられてないというか。
普段はきっとどこかしらに感情移入して同調して観ることが多いんだけど、この作品では感情移入してる感覚があんまり無い。興味が無いっていうことじゃなくて、観てる感覚が違うんだよね。
この作品に関しては、2人の出会いや暮らしを凄く近くで眺めてるような感覚で。透明人間になってあの部屋にいるような感じというか、薄いガラス越しぐらいの近さでずっと見てるような感じというか。傍であの2人を見守ってるような感覚というか。
時々は感情移入してるんだけど(笑)でも何故か観る時の基本スタンスが違ってて、だから上手く感じて書けないんだよね。


そんな作品とは関係無い考察で本日は締め(笑)